home > よくある眼科疾患の解説 > マイボーム腺梗塞
まつ毛の生え際の内側に整列している分泌腺をマイボーム腺といいます。マイボーム腺の機能が低下すると、その分泌腺の中に白く透明な油の固まりができ、この状態をマイボーム腺梗塞といいます。
マイボーム腺梗塞が表面にでてくると、しょぼしょぼしたりごろごろします。感染を起こすと、眼脂が出て赤くなります。
加齢が原因で、油を押し出す力が弱くなり、つまりやすくなります。動物性の脂肪をとりすぎるとできやすくなります。女性の場合はアイメークなどの汚れが原因となることもあります。
無症状の場合は、経過をみます。結膜の表面に出てきて症状がある場合は、点眼麻酔をして、詰まっているところに針で穴をあけ、油の塊を押し出します。