当院が提案する近視進行抑制治療

  • 低濃度アトロピン治療
  • オルソケラトロジー
  • 多焦点コンタクトレンズ
  • レッドライト療法
  • 特殊眼鏡 DIMSレンズ

従来の単焦点眼鏡と比較して、近視の進行を減らすことが多くの臨床研究で報告されています。やっと日本でも使うことができるようになりました。当院ではご希望の方にHOYA社ミオスマートの処方をいたします。

DIMSレンズ (HOYAミオスマート)

中心部は通常の近視用眼鏡ですが、周辺部に+3.5Dの小さなレンズを数百個の小さな微小レンズが蜂の巣状に配置されています。 

原理

近視は網膜より後ろに焦点が結ぶことで眼軸が伸びることで起こります。ミオスマートは通常の鮮明な像を中央で結ばせながら、周辺部には網膜の手前で焦点を結ぶような構造になっています。これ以上眼軸伸長は不要と脳に信号を送り、結果として近視進行を抑制すると考えられています。 

香港理工大学の研究グループLamCSYらの報告では
近視進行度数  59%の抑制 
眼軸長   60%の抑制  

近視進行抑制効果が認められ、中止した場合のリバウンドも見られなかったとのことです。

DISMレンズ

DIMSレンズの利点

  • 装用感は通常の眼鏡とほとんど変わらない
  • 強い近視や乱視の場合も矯正することができる
  • 年齢が低いお子さんにも使いやすい(5歳から)
  • コンタクトレンズに比べ、痛みや面倒くささがない

欠点 

  • 値段が高い
  • 斜視・弱視・眼振など目の病気がある場合は処方できない。
  • 作成後半年間に一度だけの眼鏡度数の変更は可能だが、その期間を過ぎると
  • 自費で作らなければならない。
  • 定期的に検査を受け、必要に応じて新しい度数に交換する必要がある
  • 特定の眼鏡店での眼鏡フレームの位置や大きさの管理が必要
ミオスマート取り扱い店

適応年齢  5歳から18歳

装用の仕方

一日12時間以上の装着が望ましい。できるだけ終日使う。

ものを見るとき目で追うのではなく、顔ごと向けることが大切です。

定期的な検査を受け、必要に応じてきちんと度数を合わせることが大切です。

眼鏡の大きさや位置がずれると、治療効果や装用感が落ちます。

処方にあたっての検査

通常の検査に加えて、サイプレジンという目薬を点眼しての近視度数を正確に測ります。

斜視の有無の検査などが必要です。時間がかかりますので、電話で予約をお取り下さい。

処方後の検査

眼鏡作成後も、装用後1月・3か月・安定後6か月の経過観察が必要です。

眼鏡の装用状態・フレームの位置の確認が必要です。

眼鏡作成は通いやすいところにあるミオスマートの特約眼鏡店でお作りください。

当院ではご希望の方にDIMSレンズ(ミオスマート)の処方箋をお出しいたします。お電話で検査の予約をしてから、ご受診ください。 

よくある質問

6歳の子供です。学校の検診で近視を指摘されました。両親とも近視が強いため、近視進行抑制治療を考えています。近視進行抑制治療を始めたいと思いますが。いろいろな方法があるようですが、どの方法がいいでしょうか?

6歳から9歳は特に近視が進みやすい時期です。ご両親が強い近視なら、近視の進行は予想されますので抑制治療をなさった方がよいと考えます。一般的な方法は低濃度アトロピン(リジュセア)による点眼治療です。夜一回の点眼ですので、簡単です。年齢が小さい方はオルソケラトロジーや多焦点コンタクトレンズの使用は難しい場合が多いです。DIMSレンズなら、普通の眼鏡と同じように扱えますし、外見上も問題ありませんので、ご検討ください。低濃度アトロピンとの併用も有効です。

近視や乱視が強いのですが、オルソケラトロジー、多焦点コンタクト、DIMSレンズどれがいいでしょうか?

オルソケラトロジーは目を圧迫して視力を出す方法ですので、近視が強い場合(-4.00D以上)視力が出ず、適応となりません。多焦点コンタクトレンズは近視度数が強くても適応レンズがあります。しかし乱視入りがないので、乱視の強い方には向きません。DIMSレンズは近視が強くても、乱視が強くても適応レンズがあります。

7歳の子供です。オルソケラトロジーを試しましたが、痛がってダメでした。DIMSレンズは使えますか?

DIMSレンズは普通の眼鏡と装用感や外見に差がありません。副作用もほとんどありませんので抵抗なくお使いいただけます。さらに強力に近視進行治療をお望みなら、低濃度アトロピン療法との併用がお勧めです。

DIMSレンズはどこの眼鏡屋さんでも作れますか?

資格を持った眼鏡士のいる眼鏡店にDIMSレンズを指定した処方箋を出す必要があります。また定期的に眼鏡フレームの調整が重要なので、通いやすいところで作られた方がいいでしょう。

DIMSレンズを使っても近視が進みます。どうしたらいいでしょうか?

低濃度アトロピン(リジュセア)との併用をお勧めします。近視の進行は生活の仕方でも変わります。外遊びの時間を確保していますか?デジタル機器を長時間近くで見ていませんか?生活の仕方にも気を配ることが大切です。