円錐角膜とは?
円錐角膜とは黒目(角膜)が円錐状に突出してくる病気です。
10代で発症することが多く、両眼性のことが多いです。
初期には眼がぼける程度ですが、進んでくると眼鏡では視力矯正がしにくくなります。
- 円錐角膜
- 円錐角膜
原因
目をこすることが多いアトピー性皮膚炎の人に発症することが多いです。角膜の突出に関係する遺伝的な要因に加え、環境的な要因が関係していると言われています。
症状
初期の段階では視力の低下を自覚するようになり、夜間視力が低下します。乱視が強くなると、物がだぶりゆがんで見えたり、明るいところでまぶしく感じるという症状が出ます。
10歳を過ぎてから急に近視や乱視が進んだ場合、円錐角膜を疑って角膜形状を調べることが大切です。
治療
基本的にはハードコンタクトレンズを装用することが大切です。
ごく軽い円錐角膜では眼鏡やソフトコンタクトレンズで対応できますが、進行してくると、視力がでにくくなります。
ハードコンタクトレンズを装用すると見えるようになるだけではなく、病気の進行を抑えられる可能性が高いです。