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黄斑前膜(黄斑上膜)

黄斑前膜とは?

網膜の中心の黄斑部に膜が張ってしまう病気です。70歳を中心に高齢者にみられます。

黄斑前膜


症状

中心が見えにくくなり(中心暗点)視力も落ちます。
ごくまれに自然に閉じることもありますが、徐々に円孔は大きくなることが多いです。
普通の人は円孔があっても網膜剥離はおこりませんが、強い近視の人では網膜剥離が起こりやすいので注意が必要です。

アムスラーチャート

うすい膜を剥がします


治療

硝子体手術を行って、黄斑前膜を剥離し、除去します。
硝子体手術を受ける場合、硝子体手術を得意とする病院にご紹介しております。


黄斑偽円孔とは?

黄斑前膜の一つに偽円孔というタイプがあります。黄斑の中心を除く黄斑の周りに前膜ができ、前膜の部分が収縮して盛り上がったために、中心が凹んで見えるようになった状態です。あたかも黄斑円孔のように見えるため偽円孔と呼ばれています。


症状

中心は正常なため自覚症状はほとんどありません。健診などで偶然見ることがほとんどです。


治療

物が歪む、視力が下がった場合、黄斑前膜と同じように手術します。

黄斑偽円孔

黄斑偽円孔OCT


黄斑前膜よくある質問

Q手術のタイミングは?

A視力の低下が著しい場合やゆがみが強くなったら、手術をお勧めしています。
急いで手術をしなければならないということはありません。時期を選ぶ時間はあります。
しかし視力がかなり低下してしまってからの手術では、視力が回復しないことがあります。

Q手術すると歪みは消えますか?

A電撃的にはよくなりません。時間はかかりますが(3-6か月)がすこしずつ歪みは減り、視力も上がることが多いです。



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包眼科クリニック外観

医院名
つつみ眼科クリニック
医師名
堤 篤子
住所
〒179-0081
東京都練馬区北町2-22-8 サンテアネックス1F
電話
03-3933-0995
休診日
木・日曜日、祝・祭
交通
池袋から東武東上線15分 東武練馬駅南口徒歩1分