目の中のレンズである水晶体が濁る病気です。もっとも多いのが老人性白内障で、白髪と同じで誰にでも起こりうる老化現象です。
一度濁ってしまった水晶体は残念ながら元には戻りません。
軽度白内障
進行した白内障
目のかすみ、視力低下、光がまぶしい、物がダブって見える
白内障(手術前)
白内障(手術後)
手術を受けるタイミングは人によりさまざまです。眼の見え方、年齢・体調・運転の有無・仕事の内容・趣味などを伺って、手術時期を決めております。
例えばタクシードライバーの方の場合、たとえ1.2の視力が出ていても、対向車のライトがまぶしくて、危ないと感じた方には、手術をお勧めします。
遠視や強度の近視のある方はいつも厚い眼鏡を手放せません。白内障手術を受け屈折力を変えることで厚い眼鏡をかけないでもよくなるので、早めに手術をお勧めします。
また認知症を改善できることもあります。
ある認知症の患者様がいらっしゃいました。クリニックにいらしたときはぼーっとしていて、話しかけてもお答えがありませんでした。しかし手術が終わった時、周りを見回して、「あれ、きれいなクリニック」とおっしゃり、初めてその方のお声をしっかり聴く事が出来ました。よく見えるようになってから認知症がかなり改善したそうです。
人が生きるために外部から受ける情報の80%は目から受けています。白内障手術をすることによっての生活の快適さや安全をとりもどすことができます。
白内障手術の方法や詳細は白内障手術とはをご覧ください