目を守るのに欠かせない涙の量が不足したり、涙の質のバランスが崩れることによっておこる病気です。高齢化・エアコンの使用・パソコンやスマートフォンの使用・コンタクトレンズ装用者の増加に伴い、その数は2200万人とも言われています。
•目が疲れやすい
•目が痛い
•目がゴロゴロする
•理由もなく涙がでる
•物がかすんで見える
•目がかゆい
•目が重たい
•目に不快感がある
•目が乾いた感じがする
•光がまぶしく感じる
上記の症状が5つ以上あった場合、ドライアイの可能性があります。
全体に細かい傷
下の方に傷
涙液の溜まり具合(瞼の縁と角膜表面にたまる涙液層の高さ)を調べます。
フルオレスセイン液で角膜表面を染色し、涙液層が何秒で破たんするか調べます。
涙液の油層の厚さや干渉縞の変化を観察できます。ドライアイの重症度を調べる事が出来ます。
DR-1
パソコン作業では時々席を立ち体を動かすなど画面を長時間見続けるないように工夫しましょう。
下に置くことで、目の開きが小さくて済み、涙の蒸発を防ぎます。
クーラーや扇風機の風を目に直接あてないようにしましょう。
乾燥を防ぐために眼鏡の周りをおおってあるものや、保湿のできる眼鏡もあります。
保湿メガネ
ジグアス | 水分とムチンの分泌を促進します。 1日6回点眼 |
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ムコスタ | ムチンの量を増やします。 1日4回点眼 点眼後、白くみえること苦みを感じることが欠点です。 |
ヒアルロン酸ナトリウム | 優れた保湿性をもたらします。 1日5~6回点眼 |
人口涙液 | マイティアやソフトサンティア 水分の一時的な補給はしますが、効果の持続は一時的です。 |
重度のドライアイの方に行います。
シリコン製のプラグを涙点に挿入し、涙がでていなかいようにします。プラグはとても小さい物で、入れていることは人にはわかりません。
通常上下の涙点に挿入します。
プラグ
涙点にプラグ挿入
プラグ挿入後
痛み止めの目薬を点眼してから、涙点に挿入します。
短時間で涙液を増加させます。
挿入後も目薬はさします。
涙点プラグが合わない場合は抜去も簡単です。
軽度のドライアイの方に用います。
アテロコラーゲンをいう物質を涙小管に注入する方法です。
注入後は必ず上下の涙点に行い、しばらく瞬きしないでいただきます。注入後温熱ピローで目の周りを温めます。
コラーゲンは融解するため、効果は1-2か月と短めです。
キープティア
A薬局でいわゆる人工涙液と呼ばれる点眼薬を手にいれることはできます。これらは水分補給としては有効ですが、短時間で元に戻ってしまいます。点眼薬の種類によっては防腐剤がはいっており、沢山使うことでかえって障害をおこすことがあります。
市販薬の中には充血を取るために血管収縮剤がはいっていることがあります。その場合つけすぎるとかえって赤くなる副作用が出ることもありますのでご注意下さい。
A残念ながらドライアイの根本的な治療はありません。点眼薬をさし、目を乾かさないように日常的に自分でコンロールすることが必要です。
Aどちらもやりすぎはいけませんが、充血して熱を持っている時は軽く冷やすと症状が和らぎます。目の縁に涙の中に油を出すマイボーム腺がありますが、ここが詰まっている場合、温めることで油が溶けだしきれいになります。