角膜の縁にできる結膜の盛り上がった病変のことを言います。黒目の両脇にできることが多く、左右に起こることもあります。
炎症を伴って赤くなっている場合瞼裂斑炎といいます。
瞼裂斑
症状はほとんどありませんが頻繁に炎症を起こし、瞼裂斑炎を繰り返すこともあります。
非ステロイド性抗炎症剤や低濃度のステロイドが有効です。
変性した結膜が黒目の方に三角形に侵襲する病気です。
翼状片
小さい場合は無症状ですが、大きい場合は充血や異物感がみられます。症状が軽い方は様子をみる場合が多いです。病気が進行してくると角膜の形を変形させて乱視が強くなることもあります。
点眼による経過観察と手術する場合があります。眼の充血が強い場合はステロイドを点眼します。症状が強い場合や乱視が強い場合は手術をします。手術は再発が多いので再発しにくい方法を選択する必要があります。
結膜(白目)のたるみが多くなり、様々な目の不快感が出てくる病気です。年齢が上がるにつれ起こりやすくなります。
結膜弛緩症
緩んだ結膜に涙がたまり、角膜に涙が行き渡らなくなります。それによってドライアイと同じような症状(眼が乾く・ごろごろする・涙っぽい)などの症状がでてきます。
ドライアイの薬を点眼すると症状をやわらげることができます。重症な場合は余っている結膜を切除する手術をします。
目の周りにはたくさんの分泌腺があります。油分が増えて、眼の周りがべたべたする状態です。
高齢化するとよくみられる症状です。
マイボーム腺分泌過多
ごろごろする・目ヤニがでる・すっきりしない。
眼の周りをよく洗う。
入浴したとき、熱いタオルを眼の上に置いて、温めてから洗うときれいになります。
アイシャンプーで洗う。(目にしみない安全なものです。当院で購入可能です)
点眼薬を使う。(抗菌目薬や人工涙液など)
アイシャンプー