病気や事故などにより視力や視野が悪く、日常生活に支障をきたしている状態です。
一人一人の生活スタイルに合わせて、残っている眼の機能を最大限に生かせる「補装具」を選定することです。
眼科に通っていても、治療にばかりに気を取られて、ロービジョンケアへの取り組みは後回しになりがちです。治療と並行して、見えているうちにできることを増やしておくことも大切です。いろいろな補装具を使えば、視力や視野が悪くても日常生活を改善することも可能です。当院では、患者様一人一人のニーズを一緒に考え、その方に役立つ補装具をご紹介いたします。一般診療で診察を受けていただいた後、ロービジョンを専門とする視能訓練士の予約をお取りください。
文章を読み書きするときに、ロービジョンの方はどこを読んでいるかわからなくなることがあります。スリット入りの玆厚紙を当てると行の移動がスムーズにできるようになります。自分で厚紙を使って作ることもできます。
タイポスコープ
モニターに文字や写真などを大きく映し出します。白黒反転機能があり、背景を黒、文字を白字に変える事が出来ます。反転することで字が見やすくなります。近方だけでなく遠方も見える物もあります。持ち運びできる小さなものから、読み書きをすることが多い場合はモニターが大きい物もありますので、ご自分のやりたいことに合わせて利用されるとよいでしょう。
アミーゴ
小型で軽量な小型カメラを眼鏡に装着し、眼の前の印刷物・スマホなどの画面・顔・物を認識して、音声で聞くことのできる画期的なデバイスです。
知りたい物を指さすだけで、読み上げてくれます。重量は22,5gご自分の眼鏡に付けて使え、重くありません。
視力が低下したり、視野が狭くて、見ることに困難を感じている方にはとても役立ちます。
オーカムマイアイ